指先を鍛えに鍛えて、腕、手首を鍛えに鍛えてそして強い下半身、これがバスケが上手になる極意です!!
これは全国的にも有名な某ミニバスケットボールクラブを50年指導されているH先生から直接お伺いしたお話です。50年もの長い間ミニバスを指導されていてそこから導き出された極意なので絶対だと思いました。なぜこのようなすごい方から直接お話を聞けたかというと……..わが県のバスケットボール協会が先生をお招きして講習会を開催してくれたのでした!!
講習会へLet’s Go!!
ミニ連から連絡が来てなんか講習会があるみたいよ!しかも有名な指導者がおしえてくれるんだって!! しかも今日の午後(笑)
あんた今日の午後っていくら何でも急だな!!
嫁いわく連絡は前もって来ていたが伝えよう伝えようと強く思って忘れていたとのことです(笑)
まーいつもの事なので慣れっこですがそれにしても急だしよりによって開催場所がわが県の北部に位置するG村の村民体育館という事です。
ぼくらの町からだと高速道路飛ばして1時間30分というところでしょうか?
午後は特に用事もなかったのですが夫婦で講習会に参加するので家の事が心配でしたが……
家の事は大丈夫だよ!お留守番して待ってるから講習会行ってきていいよ!
よくできた娘です。(泣)
という事で夫婦でその講習会に参加する事になりました。
講習会場にて
1時間30分ほどかけて我が町から講習会が開催されるG村の村立体育館に到着。
ちなみにうちの嫁は後部座席で車に乗っているのにずっと船を漕いでいました(笑)
村立の体育館ですが中高の県大会や一般の大会の会場になったりする場所なので非常に大きく立派です。
受付を済ませて中に入るともうすでにたくさんのバスケット関係者で賑わっていました。
どうやらミニバスだけでなくうえのカテゴリーの指導者の方も参加しているようです。
本日はご参加いただきありがとうございます。SバスケクラブのH先生をご紹介します。
H先生の登場。すごくオーラを……感じない!! どこにでもいるようなフツーの方でした。
しかし実績はすごい。毎年のように全国大会に出場してしかもご指導をされて50年になるそうです!!
特にこれといって難しい練習等は行ってませんよ!!
冒頭の先生の自己紹介のなかでこのような事をおしゃってました。
大会の前には多少フォーメーションや相手をスカウティング(相手のチームの事を研究、分析する)するなどしますがそれ以外は基礎練習、オーバーナンバーの練習だそうです。
ではどのようにしてSバスケクラブのようにして強豪チームを作り上げているのですか?
それは……….
指先を鍛えに鍛えて、腕、手首を鍛えに鍛えてそして強い下半身、これがバスケが上手になる極意です!!
冒頭にあったあの金言です。この後先生から少しばかりご指導いただきました。
腕を強くするには…!?
ずばりボールハンドリングです!!それについては以前にもお話ししたことがあります。
上記のハンドリングドリルは先生が教えてくださったのとはちょっと違いますが、考え方は基本同じです。
強く、早く、正確に!!
そうやってボールハンドリグを行っていくうちに指が鍛えられ、腕が鍛えられそれが上達に繋がっていくとの事でした!
実例として先生がボールハンドリングを男子チームに練習毎に一か月させたところ今まで勝てなかったチームに勝てるようになったそうです。
先生のお話を聞いて以来僕らのチームでは練習の中にボールハンドリングドリルを毎日取り入れてます。
1回約1分×3回で3分です。
たいして時間取らない上に効果はお墨付き!!やらない手はない!!という事でこれが先生から教えていただいたハンドリングドリルです。(どちらのチームかばれてしまいますが…汗)
実際にやってみたらわかるのですが非常に腕が鍛えられます。
動画の中で選手の皆さんは何食わぬ顔で行ってますが非常に負荷の高い練習になってます。
たしかに継続してやっていけばバスケが上手くなりそうです!
講習会にはデモンストレーターとして北部地区のミニバス男女選抜メンバーに参加してもらってましたがこのハンドリングドリルには苦戦してました。(あとで聞いたのですが先生は午前中に会場入りして選抜メンバーに講習会で使う練習を教えていたそうです。)
しかし中には50秒近くまで記録を伸ばす選手もいました。さすが選抜メンバーというところでしょうか?
手首を強くするには….!?
シュートにしろパスにしろ手首のスナップが重要になってきます。
手首の強化というのが不可欠になってくるかと思います。
下の動画が先生に教えていただいた手首強化の練習です。僕と娘で再現してみました。
お分かりのように腕を完全に動かないように反対側の手で固定して手首だけでボールを前方に飛ばします。
その際にボールを相手の開いた手のひらを狙って正確に飛ばすようにコントロールしてください。
ボールを手首のスナップで飛ばした後にその指先を相手の開いた手のひらを指さすようにするとコントロールしやすくなります。
回数ですがこれは年齢、体格に応じて調整お願いします。
くれぐれも無理をさせて怪我を引き起こさないように注意願います。
慣れてきて回数がだんだん増やせるようになってきたら一部の6年生にはパワーボールを使ってこの練習をさせています。
ボールがだんだん飛ばせるようになってきたら今度は腕、体をつかってこの体勢から思いっきりボールを投げ上げる練習もします。
これをリングに向かってやると結果ワンハンドシュートになるのですが手首強化と同時にワンハンドの練習にもなります。
まとめ
指先を鍛えに鍛えて、腕、手首を鍛えに鍛えてそして強い下半身、これがバスケが上手になる極意です!!
先生に教えていただいた金言です。
どんなに技術を教え込んでもそれを吸収できる体の強さがなければ意味がない….。
以前にこんな言葉も聞いたことがありました。
言葉は違いますが同じ趣旨の事だと思います。
もう一つ。上記の練習に限らずすべての事について言える事だと思いますが、効果、結果が出るには相当の時間がかかります。
僕の経験から言って最も早くて3か月!!さらにかかる場合がほとんどではないでしょうか?
更に…男子は午前中で教えたことを午後には出来るようになって次の日には応用もできるようになる。女子は1日教えてやっと覚えて次の日には忘れている。
それくらい男女では身体能力に差があるという事です。
なので指導者、特にミニバス女子を指導している方は根気が大事だと思います。
何度も何度も繰り返して練習する。忘れてしまったらまた教える。この繰り返しだと思います。
体づくりも同じ。1日にたった10回の腕立て伏せをやったとします。
10日やれば100回、100日やれば1000回……積み重ねていけばいずれ大きな大輪を咲かせる事でしょう。
千里の道も一歩から。地道にハンドリング、手首強化、頑張っていきましょう!
P.S 講習で教えていただいた下半身強化の練習はまた後日アップします(汗)
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