スウィッシュシュート!

swishバスケ練習
swish

いわゆるスパシュー

リングに全くボールが触れることなくネットをスパッと通過していくスウィッシュシュート。
決まると気持ちいいけど同じ2点…..。

しかし結論!!

スウィッシュシュートを練習する事で先の感覚が研ぎ澄まされシュートの際のボールコントロール等が格段に上手くなります。

距離をうまくコントロールできない??

僕が指導者になりたての頃にバスケ部員だった子がいます。

その子の名前はあいの(仮名)…。

活発で体格もよくパワーもありました。

しかし有り余るパワーでボールをコントロールできずに苦労していました….。

2チームに分かれてミニゲームをしていた時のお話….。

同点で迎えたミニゲーム終盤。あいのにボールが回ってきた!

少しリングから離れているがノーマークになった!!

まーくん
まーくん

ノーマーク!! シュート打てー!!!

あいのが放ったシュートは綺麗な弧を描いてリングへ….のはずでしたが結果は….

ホームラン!!

とまでは行きませんでしたがバックボードを超えてギャラリーの策にあたりました。

周りの部員たちからはどよめきと笑い声が起こりました!

まーくん
まーくん

次はもう少し力を抜いてシュートな!

あいの
あいの

わかりましたけどよくわかりません…..。

彼女いわくシュートの時にどれくらいの力で打てばよいか力加減が分からないという事でした….。

リング周辺のシュートでもやはり力が入りすぎというかボールに必要以上に力が加わりすぎという感じでした。

その時点では彼女に良いアドバイス、良い練習方法を見つけてあげる事ができずにただただ"力を抜いてシュート”と声をかける事しかできずにいました。

加わる力を"抜く!!”

その後あいのはそのまま卒業を迎えてバスケット部を去りました。

結局あいのの力を加えすぎる癖は改善は出来ませんでした。

それ以来それを改善できなかった後悔と指導者としての力の無さを痛感し心の中で何かもやもやしたものが残り続けていました。

それからしばらくしてバスケ指導者向けの講習会のお知らせが届きました。

今回の講習会はわが県のバスケットボール協会主催で講師は県の公認指導員のK氏という事で早速申し込みをして嫁と一緒に講習会に参加させてもらいました。

今回の講習会は全てのカテゴリー対象でしたのでミニバスの指導者や中学、高校の指導者の姿もありました。

K氏
K氏

本日はご参加ありがとうございます。一緒に学びましょう!

この講習会は実際にK氏が指導しているC高校女子バスケットボール部のみなさんがデモンストレータとして実際に練習している内容を再現してくれて更に我々参加者も実際にその練習をやってみるという内容でした。

コーディネーショントレーニングから始まってハンドリング、ドリブル、ランニングシュート等々….。
実際に練習を行ってみる事でその効果を実感できるというメリットがありました….が中には僕の嫁のように実技が上手くいかず四苦八苦している方もいました(汗)

K氏
K氏

皆さんこの練習は是非とも取り入れてください。

K氏が次に紹介してくれた練習はまさにボールに加わる力を抜く練習でした。

2人一組でお互い向かい合って立ってボールを片手のプッシュパスでパスを交換します。

その際に初めは思いっきり力を込めてパスをして何回かパスをした後に今度は同じ腕の振り、力でパスをしますがボールに加わる力をボールに回転をかける事で抜きます。

下の映像をご覧ください。最初のパスは思いっきり力をボールに伝えてパスをしています。

2回目のパスは腕の振り、力は同じですが意図的にボールに回転をかけて伝わる力を調整しています。

感じとしては手のひらでボールを撫でるような感じで押し出しその後指で転がして回転をかけるようにすれば上手く力を抜く事が出来ます。

K氏によるとこの練習で力を抜く感覚を覚える事によってシュートタッチはもちろんパスの強弱なども向上するとの事でした。

あの時あいのに必要だったのはこの練習だったのです…が時すでに遅し….。

これからの指導に役に立てていこうと思いながら講習会受講を終了しました。

スウィッシュシュート練習

講習会にて県の公認指導者であるk氏から教えていただいたボールに伝わる力を抜く練習….。

これをシュート練習と組み合わせたのがスウィッシュシュート練習!!

練習方法はいたってシンプル。

①2~3人ほどでグループを作ります。(何人でも構いません)
②リングの正面、右横、左横の3か所に分かれます。
③この時リングからの距離は1m以内。
④そしてシュートを順番に打っていくのですがそのときボールがリングに触れないようにおでこの前からセットシュートで打つ。
⑤もしリングにボールが触れてしまったらノーカウント。
⑥最初慣れるまでは全員で5回連続でボールがリングに触れることなくシュートに成功するまで打ち続ける。
⑦それをクリアしたら徐々に回数を増やしていく。

セットシュートでできるようになってきたら今度はそれをジャンプシュートで出来るようにします。

ジャンプシュートと言ってもすぐには出来ないので練習方法としてはちょっとだけジャンプしてから打つ
と子供達に説明した方が良いと思います。

そう説明する事で簡単そうに聞こえるから練習に入っていきやすいと思います。

ボールの位置ですがおでこの前にもってジャンプするのではなく(慣れるまではおでこの前からでもいいと思います)胸の前でボールを保持してそこからボールをジャンプと同時におでこの前までもっていきそこでシュートを打たせてください。

そうする事でジャンプする力とボールを胸からおでこまで持ち上げる腕の力の連動性の感覚を養う事が出来ます。

中にはジャンプしながらシュートを打ったりジャンプして最高到達点でシュートを打つ事が出来ない子もいたりしますがそこは根気強く指導してあげてください。

まとめ

リング付近のシュートは確実に決めてほしいのでミニバスではバンクシュート(いわゆ板シュート)の練習を多くやりがちです。

もちろん大事だとは思いますがバンクシュートの練習は意外とバックボードの内側の黒の枠線の角にボールを当てれば力加減にあまり関係なくシュートを決める事が出来ます。

スウィッシュシュート練習はリング下のシュート練習というよりもボールにかかる力を抜く練習に重きを置いています。

なのでバンクシュート練習同様にスウィッシュシュート練習もぜひ取り入れてシュートの際のボールコントロール力の向上に是非役立ててください。

力を抜いて明日に向かってスウィッシュシュート!!

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