ドリブル鬼ごっこ!!

バスケ練習

何を優先すべきか??

ドルブル、パス、シュート。

みなさんが指導者ならまず何から始めますか?

何人かの指導者の方に聞く機会がありました。

指導者A
指導者A

やっぱドリブルっしょ!!

指導者B
指導者B

まずはパスをとれないとプレーが始まらないわよ!!

指導者C
指導者C

シュート!!シュートが入れば勝ちなんだから!!

いろんな意見があると思います。どれも大事で各指導者の言う事もごもっとも。

僕が選択したのはドリブル!!!

それはなぜか?

自由自在にコートを移動ができ1対1の能力を上げるにはまずはドリブルが必要だと思ったからです。
あと….多分どんな競技にも共通するのかもしれませんが特にボールを扱うには器用さが必要でその指先の器用さ、動かし方等は神経系の発達と密接に関係しています。

ゴールデンエイジとは??

ゴールデンエイジ 御存じでしょうか。

5歳までに神経系の約80%が発達し、12歳で神経系の発達はほとんど大人と同じ程度に成熟します。この神経系の形成期にさまざまな動きを経験し、成長に合ったトレーニングをすることが、子どもの生涯の運動能力を決めるといえます。

僕はバスケを中学から始めました。それから高校、大学、社会人とバスケを続けてきて思ったのが僕はドリブルが得意ではない。 そもそも中学の時に体格が他の部員に比べて大きかったこと。小学校はバレーボールに所属していたのでジャンプ力が多少あった。なので中学では5番をやることが多かった。
ドルブルをあまり使わずにゴール前で待ち構えて味方からのパスを受けてシュートを決める。

そんな感じの中学だったのでドルブルを実践で使うことは少なかった。またその頃はNBAでもセンタープレーヤーが全盛期の時代。シュートを決めることに特化していました。

しかし高校になると身長もそこまで大きくならずセンターでは通用しなくなってきました。

まーくん
まーくん

どげんかせんといかん!!!

そう思った僕はドリブルの練習にも力を入れるようになりました。
練習してドリブルが上達したのはしましたがやはり思ったようにはいかなかったと記憶しています。
前述にもあった通り5歳までに神経系の約80%が発達し、12歳で神経系の発達はほとんど大人と同じ程度に成熟します。

僕の経験からしてある程度の年齢に到達してドリブルを練習しても確実にドリブルは上達します。

逆にドリブルを練習して下手になる人は僕の知る限りいません。

しかしながらドリブル等の器用さを必要とする技術は早い時期に始めた方が上達も絶対に早い!!

学術的、また自分の経験からドリブルの練習に重きを置こうと判断しました。

部員たちはある程度練習は積み重ねてきているので全くドリブルが出来ないわけではなかったのですが僕の見る限り"まりつき"に近い状態でしかもボールを見てついていました。
この状態を改善してかつ部員たちが楽しく上達する練習はないか…………。

ドリブル鬼ごっこ これです。

しかしながら僕が考え付いたわけでなくネットで検索してたまたま見つけました。
鬼を一名決め鬼にボールをカットされてコート外に出たらアウト!
これを全員終わるまで続ける….予定でした。
実際やってみると……

まーくん
まーくん

終わんねー!!!!!!

ルール変更。鬼の人数を複数にして得意な手でのドリブルは連続3回までそして時間の経過とともにコートをオールコートからハーフコート。さらにその半分と広さにも制限を加えていきました。
コートが狭くなることで前をよく見ていないと他の者とぶつかってしまうので自然とボールを見ることが少なくなり前をみてドリブルが出来るようになっていきました。

まーくん
まーくん

ドリブルは指紋のあるところでドリブルして手のひらはつけない事!!

鬼ごっこの合間にドリブルのつき方も教えて少しづつ上達してきました。
同じ内容だと飽きてしまうと思ってチーム対抗戦、あとはケイドロ的要素もいれて練習したりと工夫しました。

まずは楽しむこと!!

実際どんなに良い練習でも部員たちが練習に参加してくれないと意味がないので楽しさをこの練習では最優先にしました。

まとめ

ミニバスカテゴリーでは何を優先して教えるか悩みどころではあります。

もちろんすべての面においてしっかりじっくりと教えたいのですが場所、時間等に制約があってなかなか思うように指導できないのが現実です。

前述したように5歳までに神経系の約80%が発達し、12歳で神経系の発達はほとんど大人と同じ程度に成熟します。

なのでボールを扱うこの競技においては幼少期にはドリブルを優先して教えた方が僕はいいと思っています。

実際僕の長男(現在大学4年生)の話ですが中学の時にチームが停滞している時期に外部コーチに指導をお願いしてディフェンスを強化してもらいました。

すると短期間でものすごくディフェンスが上手くなりチームも格段に強くなりました。

そうなんです。

ディフェンス等は後からでも十分に改善して上手くなるチャンスがあります。

しかしドリブルはそんなに短期間で上手にはなりません。

しかもゴールデンエイジを過ぎてしまってからでは上手くなるのにも時間がかかってしまいますのでドリブルを最優先で教えるのがいいと思います。

自由な感じで楽しくドリブルを練習するのにはドリブル鬼ごっこはとても良いと思いますのでぜひウォーミングアップにでも取り入れてみてください。

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