女子ミニバス監督への一歩!

ストーリー
次女
次女

お父さん、バスケットにはいりたい!!

小学2年の次女からの突然の言葉でした。

まー、いずれはバスケを始めると思ってはいたが、ちょっと早いのではと思ったがどうやら彼女の決心は堅そうだ!!

バスケを始めると思っていたのには理由があった。彼女には2人の兄と1人の姉がおり、全員バスケをしているのです。

そして私も、私の嫁も。

そう、僕ら家族は6人全員がバスケを愛してやまないバスケ家族なのです!!

彼女がバスケを始めようと思ったのもごく自然の事だったのかもしれません。

もはや必然、起こるべきして起こった、運命ともいえます。

物心つく前から僕の高校時代の仲間らで結成した草バスケットボールチームの練習に毎週のように連れていきそこでバスケットボールというものに慣れ親しんだ彼女。

今思い返せば幼稚園の頃から普通に5号ボール(ミニバスで使用されているサイズ)でしかも大人のリングにむかってシュートをバンバン打ってリングに届いていてしかもそこそこ入っていたのを覚えています。

ボールで遊び疲れた後には体育館の隅でバスケットボールのドルブルの音、シューズが奏でる”きゅっきゅ”音を子守歌にすやすや眠ることもありました。

バスケにはバスケ特有の”リズム”があります。

バスケ経験者ならお分かりになると思います。

ステップにしろ、ドリブルにしろ、シュート、パスにしろすべてバスケのリズムで構成されています。

このように幼少期からバスケットボールというスポーツに間接的とはいえ触れさせることでこの特有のバスケのリズムというのが体に染みついていたのではないかと推測しています。

彼女の兄二人も、姉も幼少期からこの様にバスケットに触れさせてきました。

その兄姉の中でも一番末っ子の彼女がとうとうバスケットボールを本格的に始めようとしています。

長男が始め長女が続き、次男も…。

いわば我が家族の集大成ともいうべき時がいよいよやってきたのです!!

しかしながらそこには問題が…。

うちらの小学校の女子ミニバスケットボールチームは休部状態だったので!!

それというのも以前指導していた方が一身上の都合で続けることが困難になりやめてしまったのが理由らしいです。

なんとか一部のバスケ未経験の母親が近隣校にお願いして週に1回だけそちらの練習に参加できるよう交渉しどうにかほそぼそと部を存続させている状態だったのです。

これまで指導にかかわるチャンスが僕にはなかったわけではありませんでした。

長男も長女も、そして次男も同じ小学校のバスケットボール部に所属しその気になればサポートとしてでも指導に関わる事もできました。

事実私の嫁は長男の時も、長女の時も指導者ではないが父母会長として部活に関わっていました。

私は意図的に避けていたわけではないがなんとなく乗り気がしなかったのです。

ミニバスの指導はもちろんボランティアで(私たちの地域ではそうですが…)しかも大変なのは目に見えていたし最大の理由は私のプライドが邪魔していたのです。

自負ではありますが学生当時はそこそこ県内では高いレベルでプレーしていましたが大人になり指導はもちろん経験したことがありませんでした。

その為指導に加わる事で指導に関する知識の無さが露呈してしまうのが怖かったのかもしれません。

今思えばなんて馬鹿な事をしてるんだと思いました。

しかし今回は状況が違って他に指導者がいないので僕の中で指導してみようかなという気持ちが芽生えた瞬間でした。

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