私たち女子ミニバスチームが所属する地区には6年生が卒業する3月にさよなら大会というものを開催しています。正式な大会ではなく今まで頑張ってきた6年生を労い中学に気持ちよく送り出すためのイベントで、子供たちを楽しませる事がメインの大会です。
各チームから帯同審判をお願いします。
とは言え運営上各チームから審判員を出さなければならないようでうちのチームも例外なく対象となりました。
お父さん審判ってできるの?
そうなんです。審判はまったくの未経験者。という事で審判のお勉強をする事にしました。
バスケットボール審判員とは
バスケットボールにおける審判員(しんぱんいん-Referee)は、コート内で試合を管理し、試合中のさまざまな事象に対してバスケットボールのルールに基づいて判定を行う人の呼称。オフィシャルズ(officials)とも呼ばれる。コート外では、時間計測や試合の記録を行うテーブルオフィシャルズが試合進行を補助する。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
審判員の種類
S級審判 | トップリーグ及びJBAが主催・管轄する大会を担当することができる。 【適用大会レベル】B.LEAGUE、WJBL公式戦 |
A級審判 | JBAが主催・管轄する大会及びブロック協会が主催する試合を担当することができる。 JBA公認A級審判で、特に優れているとJBAが認めた審判については、トップリーグの試合を担当することができる。 【適用大会レベル】全国大会 |
B級審判 | ブロック協会が主催する大会及び都道府県協会が主催する試合を担当することができる。 JBA公認B級審判で、特に優れているとJBAが認めた審判についてはトップリーグの試合を、ブロック協会が認めた審判についてはブロック協会が主催する試合を担当することができる。 【適用大会レベル】ブロック大会 |
C級審判 | 都道府県協会が主催する試合を担当することができる。 【適用大会レベル】都道府県大会 |
D級審判 | 地区、連盟が主催する試合を担当することができる。 JBA公認D級審判で、特に優れていると都道府県協会が認めた審判については、都道府県協会が主催する試合を担当することができる。 【適用大会レベル】地区・連盟大会 |
E級審判 | 地区、連盟が主催する試合を担当することができる。 【適用大会レベル】地区、連盟大会 |
審判員の服装
審判の服装はプレイヤーと区別するために日本の場合、グレーの半袖シャツ(襟があるものとないものがある)と黒のスラックス、黒のソックスに黒のシューズを着用する。そして公認審判は左胸にワッペンを着けている。
審判員のランク、服装など理解したが実際に審判として笛を吹いてみない事にははじまらない。
まずはやってみよう!!
ミニバス指導歴6年の僕の高校の後輩のたけにお願いして審判を1から指導してもらうことになりました。
先輩久しぶりっす!
強面の彼だが非常にいい奴でミニバスの指導、ルール等にも精通している。
まずは審判の"やりかた"をレクチャーしてもらいました。
審判の四原則 三確認主義とは?
- オールウェイズムービングとはとにかく審判は動く。立ち止まることなく常にベストポジションに移動してプレーが良く見える位置に移動し続ける。
- ボクシングインとはお互いが対角線に位置する事。そうする事で死角になる部分をなくすようにする。
- ペネトレーションとは良い角度から見てプレーを判断するために前に踏み込んで近くでみる事を言います。
- スペースウォチングとは体の接触の有無を判断するためにプレーヤーとプレーヤーの間を見る事を言います。
- 体の接触が実際あったのか?どこに接触があったかを確認します。
- 体の接触に事実があった場合、その責任はどちらにあったのかを判断します。
- その接触がプレーに影響を与えたか判断します。
実際に審判を体験!!
レクチャーしてもらった事を頭に叩き込んで実際に笛を吹いてみる事にしました。
さよなら大会に向けた練習も兼ねて、たけの指導するチームと僕が指導する弱小チームが練習試合という形でゲームをしてそれをジャッジするという事になりました。
そのままだと力の差がありすぎて審判の練習ににならないのでむこうは低学年の部員もまぜてもらいました。
ボールがティップされいよいよ試合開始。ボールが相手チームへ。そしてあっさり得点。
エンドラインからボールがだされガードへ。
1.2.3.4…….
先輩、ミニバスは8秒バイオレーションないっすよ!ちなみにバックパスもないっす!
- 8秒ルールとは、オフェンスが 8秒以内に保持するボールをバックコートからフロントコートまで運ばなければならない というルールです。
- バックコートバイオレーションは、オフェンス側がボールをバックコートからフロントコートへ運んだら、再びバックコートへボールを戻すことができないというルールです。
試合の長さ、リングの高さ、ボールのサイズ等が違うのは知ってましたが正直バックコートと8秒はしりませんでした。そして試合が続いて行って……選手同士の接触が!!!!!!
ファ、ファ、ファールだ!!
そう思って頭では理解しているが笛がふけない!!なぜか笛を鳴らす事が出来ない!!
そのあともファールと思われる事象が起こるが四原則、三確認の文字が頭の中を駆け巡り….
今のはファール?どっちの?影響は?
判断に迷いが生じますます笛を鳴らす事が出来ない悪循環に…..。
最初はそんなもんすっよ。最初から出来る人なんかいないっすよ!
最初の審判の練習を兼ねた練習試合の後にたけにかけられて言葉に少しは救われました。
正直これほどまでに審判って難しいとは思ってなかったので衝撃と同時に頑張らないといけないなと思いました。
まとめ
練習試合の後にたけからもうひとつ審判に関してアドバイスをもらいました。
フィール・ザ・ゲーム!
ゲームを感じる…..。
ルールはルールでもちろん大切です。
しかし低学年やミニバス始めたばかりの子にトラベリングだのダブルドリブルだの全部違反をとっていたらゲームにならないし第一子供たちはバスケのゲームを楽しめません!!
審判とはそうゆうのも加味しつつかつ四原則、三確認を理解しゲームをうまく進行するものだと教えてくれました。
バスケ審判の教本を何度も覚えるほど読んでいざ実際審判としてコートに立ってうまく笛を吹けるかというと答えは…..NOです。
こればっかりは経験でしかうまくならないと思います。
ですので何度も何度も練習試合等で笛を吹いて経験を積むことが良い審判になる近道だと思います。
これからお子さんの為にミニバスの審判を志す方がいらしたらどうか勇気をだして笛を吹いてください。
またまわりにいらっしゃる経験豊富な審判の方はそうゆう駆け出しの方を温かく見守ってほしいものです。
あなたがそうであったように最初はみんな初心者なのですから….。
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